大仏鉄道遺構巡り(2018/11/25)

11月4日に大仏鉄道遺構巡りに参加したが、半分位を廻っただけだったので全コース巡りに挑戦した。昨日までと打って変わった小春日和で17~18℃の暖かさで10kmを歩くと汗びっしょりになった。抑々大仏鉄道とは明治31年4月加茂と奈良を結ぶ僅か9・9km路線の愛称で、”大仏駅”は東大寺大仏殿の最寄り駅として大いに賑わったが、翌年大仏駅から奈良駅へ路線延長した為、拠点が奈良駅に移ってしまった。そして明治40年加茂駅から木津駅を経て奈良駅に至る平坦なルートが開通すると、急坂の難所を抱える大仏鉄道は廃線となり、僅か9年で歴史の幕を下ろした。実態は諸説あるが廃線跡には隧道(川の水や人を通す為のトンネル)や橋台(橋の上部構造の両端を支える基礎)等の遺構が所々に残されており、1世紀前の姿を今に伝えている。
大仏鉄道記念公園
大仏駅の跡地に奈良市と地元自治会の協力で平成4年に造られた公園
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鹿川隧道
農業用水路の目的で作られた石積みの隧道で現在も利用されている。
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松谷川隧道
ソレイユの交差点から約200m北方の西端下部へ降りた所にある煉瓦造りの隧道。色の違う煉瓦が交互に配置されている。今は道路拡張で危険なため入口は閉鎖されていた。
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赤橋
下梅谷の市道に架かる築堤で、御影石と煉瓦を組み合わせて作られ、長短の赤レンガを交互に組むイギリス式。遺構の中で最も代表的な物。生活道路として使用されており、現在も現役で活躍。
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梶ケ谷隧道
坑内正面はイギリス積み。アーチを形成する部分は手積みの煉瓦造り。下部は花崗岩の切り石で最も美しい景色を残している。内部を歩くことが出来る。
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鹿背山橋台
石積みの橋台.堅固な構えに魅了される人も多く、遺構の中で最も人気スポット。石積みの力強さ、形の素晴らしさで人気があるようだ。
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観音寺小橋台
小橋台の向こう側では関西線が通っているので安全の為扉が設置されていた。
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観音寺橋台
切り石積みの橋台(手前)。現在利用されている関西本線の橋台と並び位置している。
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C57SL
加茂駅手前に展示されている昭和12年製(1937)蒸気機関車で、”貴婦人”の名で親しまれてきた関西本線を走っていた機関車。
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ランプ小屋
当時客車や機関車に石油ランプが使われており、夜間はこの小屋に収納し給油,保管する赤レンガ造りの小屋。加茂駅開業の時に建てられた。
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